「生活費を借入する」という事の意味〜家計破綻のカウントダウン〜

多くの方の任意整理や破産手続をしているなかで感じることがあります。それが、借金の理由です。

私が相談の際に使っているフォームには、借金の理由として、
□生活費
□事業資金
□教育費
□失業
□離婚
□傷病・入院
□住宅購入
□自動車購入
□遊興費
□ギャンブル
□保証人・身代わり
□買い物・レジャー
□ローン返済
□その他
の中からチェックしてもらっています。この中で、問題なのが、生活費です。

もちろん、ギャンブルなどの方が問題ですし、破産手続となった場合は免責を受けられない可能性があります。

しかし、それ以上に深刻なのが、生活費を借り入れる、ということなのです。

私が、生活費を借り入れた方にこんな質問をするときがあります。

「生活費を借入して、その返済はどうするつもりだったのでしたか?」

そうです。生活費を借入する、ということは、このままでは絶対に返せないと言うことなのです。仮に給料をもらっていても生活苦で借入をしたところで、翌月にこの生活苦を解消できるわけではありません。

当面の間は、借りたり返したりでしのげるかもしれませんが、消費者金融に手を出すと、利息が高いので、いつかは破綻します。返済ができなくなり、他の消費者金融に手を出し…。の繰り返しです。

生活費を借入する、ということは、こういうことなのです。

この借金のスパイラルを抜け出すための一つの方法として、破産手続などがあります。しかし、破産して免責をうけ、借金がなくなったところで生活苦という現状を打開しない限りなんの解決にもなりません。

この場合、破産してブラックリスト入りしているため、借入もすることができず、残された道は、ヤミ金という悲惨な末路が待っています。

こうならないための方法は、単純な考え方で二つあります。
・収入を増やすこと
・支出を減らすこと

ごく当然の考え方です。しかし、この当たり前のことをきちんと考えている方はどれだけいるのでしょうか。

生活費の借入をした方に、
「家計簿はつけていますか」
と聞きますが、今のところ誰一人つけていません。

たかが家計簿かもしれません。でも、これをすることでどれだけ無駄な支出を減らすことができるでしょうか。

今日明日で収入を上げる、というのが難しいのであれば、すぐに家計簿をつけ始めることをおすすめ致します。

生活費を借入する方は、もうちょっと、お金との健康的なつきあい方を覚えた方がよさそうです。


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