もしなにかあったときは…〜より身近な司法書士事務所を目指して〜

セミナー等の場で名刺交換するとき、よくある会話です。

私  「司法書士の飯山と申します。よろしくお願いします」
相手 「司法書士ってなんのお仕事ですか?」
私  「司法書士は、法律相談とかを扱っております。少額に限っては弁護士と同じようなものです」
相手 「そうですか。では、もしなにかあったときはお願いしますね」
私  「わかりました。でも、なにもないのが一番です


私が、この仕事を始めてまもなくのころは、司法書士という職業に対するコンプレックスがつきまとっておりました。法律のトラブルを解決するのが仕事→トラブルがなければやっていけない→一般市民が法律トラブルになればなるほど儲かる…というイメージがあったせいです。

極端な話ですが、悪徳業者がいるせいで、司法書士事務所に法律相談のお客様がくる、つまり、悪徳業者と司法書士は共生しているのではないか、という思いこみがありました。おかげで、開業後も、1年近く仕事をすることをしない時期もありました。

けど、人と人とが生きていくなかで、トラブルが無くなることはなさそうです。この世からありとあらゆるトラブルが無くなることがあったならば、私は喜んで転職します。けど、私が現役でいられる間は、無理そうです。

先日も、当事務所へ相談に来られたとあるお客様は、トラブルを解決するのではなく、トラブルから逃げるために、死ぬことすら選択肢に入れておりました。死ぬくらいなら…と相談にこられたのです。

司法書士は、このような方に対して解決するだけの権限や知識、そして職責があります。私たち司法書士ががんばることで、トラブルに苦しんでいる方が一人でも少なくなるはずです。

ならば、司法書士になることを選択した以上は、法律トラブルから逃げるのではなく、法律トラブルに苦しんでいる方の代わりに受けて立つ、そんな覚悟がようやくできました。

だから、最近は、
「なにもないのが一番です。でも、もしなにかあったときはどんな些細なことでもいいのですぐに気軽に相談してくださいね
と言うことに決めております。

一人で悩んで苦しむ前に、気軽に当事務所へ相談していただければと思います。

先ほどのお客様は、電話で法律相談の予約をして、数日後に来所いただきました。その時、相談者の身近な方も同席頂いたのですが、「(相談者が)司法書士に相談することを決めてから、だいぶ明るくなった」とおっしゃっておりました。

死ぬことすら選択に入れるくらい苦しんでいたとしても、司法書士に相談する、と決めただけで、明るくなれるくらい、精神的に楽になれるものです。

司法書士事務所は怖いところではありません。当事務所は、クラシック音楽の流れている、普通のマンションの一室です。

病気やけがをしたら、病院に行きます。法律トラブルに巻き込まれたなら、病院に行くのと同じように、司法書士事務所に来ていただけたら幸いです。