会社設立3〜会社の種類の選択1〜


会社の種類の選択1 〜人的会社と物的会社〜

非常に大雑把ではありますが、各会社の違いをまとめてみました。

物的会社 人的会社  
株式会社 有限会社 合名会社 合資会社
 
定款 公証人の認証が必要 公証人の認証が必要 公証人の認証は不要 公証人の認証は不要  
 
会社の目的 原則として自由 原則として自由 原則として自由 原則として自由
最低資本金 1000万円(例外有り) 300万円(例外有り) なし なし
設立登録免許税 15万円〜 6万円〜 6万円 6万円
会社の代表者 代表取締役 取締役。代表取締役の選任も出来る。 社員全員が代表権を持つ 無限責任社員全員が代表権をもつ
取締役 最低3名 最低1名 なし なし
監査役 最低1名(例外有り) 任意的。定款で、定めることができる。 なし なし
会社設立最低人数 4人 1人 2人 2人
出資者 株主。人数に制限無し 社員。原則として50人まで 無限責任社員。人数に制限無し 無限責任社員と有限責任社員。人数に制限無し
役員の任期 有り 取締役が約2年監査役が約4年 無し 無し 無し
出資者の責任 出資の範囲 出資の範囲 全債務 無限責任社員のみ、全債務。有限責任社員は出資の範囲
出資した権利の譲渡 原則として自由。定款で制限できる。 社員総会の承認がいる。 社員全員の同意 無限責任社員全員の同意
最高決定機関 株主総会 社員総会 全社員の同意 全社員の同意

選択のポイント

設立費用  …公証人の認証が必要な場合、9万円以上かかる。登録免許税と合わせて考えると、高い順に、株式会社>有限会社>人的会社となります。

出資者の責任…通常は、会社の代表者が会社に対して連帯保証をするので、基本的に、どの会社でも同じである。しかし、「無限責任社員」という言葉から、合名会社、合資会社ともに、敬遠されがちです。

設立最低人数…一人で設立出来るのは、有限会社だけです。

以上の内容から、物的会社(株式会社・有限会社)か人的会社(合名会社・合資会社)を選択して下さい。

  • 人的会社設立→(個別にご相談下さい)
  • 物的会社設立→株式会社か、有限会社かの選択へ。


会社の種類の選択2 〜株式会社・有限会社〜

選択のポイント

設立の人数  …株式会社の場合、最低4人必要です。

ネームバリュー…株式会社のほうが、対外的な信用があると思われがちですが、中小企業挑戦支援法により、資本金による差が無くなったため、あまり意味は無いかと思われます。

資金調達   …公募により株主を募集したり、社債を発行したり出来るのは、株式会社だけです。

任期     …有限会社の役員は、任期が原則としてありませんが、株式会社の役員は、任期があります。同一人物が再選されても、2年に一度、役員変更登記が必要です。

  • 株式会社設立
  • 有限会社設立
  • 確認会社(最低資本金の特例を受ける場合)設立