自己破産ノススメ〜その借金、本当に返さなくてはならないのですか?〜

1.破産事件の現状

平成14年に、全国で20万人を突破して以来平成15年で25万人以上、平成16年もほぼ横ばいの状態です。
また、全体の約64%が、負債総額500万円以下という状況です。

2.破産の真実

借りた以上、返さなければならない。当然といえば当然ですが、この点を突き詰めた結果が、2004年の借金を理由にした自殺者が7,947人、過去3年間で7,000人超えという状況を生み出しているのではないでしょうか?

だからこそ、敢えて言います。借りたお金であっても、返さなくてもいい場合があります。

現状での自己破産の大多数は、消費者金融による借金が大多数です。ということは、自己破産をすれは、消費者金融に借金を返さなくてもよいことになります。消費者金融がいかに暴利をむさぼっているかという点を考えると、あなたの人生の一部を棒に振ってまで無理に返す必要はないと思います。

お金が返せないから自殺する、というのは論外です。命よりもお金が大切だなんてことはあり得ません。それと同時に、返せない借金を無理して返し続けてあなたの人生の一部を棒に振る必要もまったくありません。

債務整理は、あなたの人生の再生のための手続です。

3.破産のデメリット

自己破産をするとどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

メリット
・自己破産をして免責を受けることで、借金から解放されます。
→最大のメリットと言えます。

デメリット
・官報に住所氏名が掲載されます。
→あなたが今までの人生で、官報をご覧になったこと、ありますか?載る、とわかっていても、実際にあなたの住所氏名を探し出すのはきわめて困難です。
・身分証明書に破産宣告を受けた旨が記載されます。
→本籍地所在地の市区町村役場で発行する身分証明書という証明書があります。これも、あなたの人生で今まで目にしたことがある人はかなりの少数派です。
・破産手続に時間と費用がかかります。
→これから何百万もの借金を何年もかけて返すことに比べたら、たいしたことないと思いませんか。
・一定の職業に就けなくなります。
→司法書士や行政書士、会社の役員などにはつけなくなりますが、免責を受けると再度なることもできます。また、普通の起業で会社員などをする分にはなんの不自由もありません。
・ブラックリストに記載されます。
→7年程度カードが使えなくなります。この点が事実上のデメリットと言えるでしょう。しかし、二度と使えなくなるわけではありません。この期間中に、お金のコントロールの訓練をする、くらいの気持ちでいれば済むことです。
・破産宣告後、ダイレクトメールが増える
→これも、数少ないデメリットの一つです。一切無視していれば済みます。

4.よくある誤解

破産をすることで、こんな目に遭うのではないか、というよくある誤解を挙げておきます。

・選挙権を剥奪されるのではないか。
→剥奪されません。
・仕事を辞めなければならないのではないか。
→破産することで資格を制限される職業以外は、仕事を辞めなければならない、ということはありません。
・戸籍に記載されるのではないか。
→戸籍には記載されません。
・家中、赤い差押札をべたべた貼られるのではないか。
→絶対にない、とは言いませんが、事実上あり得ません。費用ばかりかかって、実効性がないからです。
・借家を追い出されるのではないか。
→破産したから追い出される、ということはありません。きちんと家賃を支払っている限りは賃貸借契約は有効です。
・子供の学校に影響するのではないか。
→破産したからといって、直ちに子供の学校に影響することはありません。

その他、自己破産に対して、何となく不安や恐怖を感じる人もいます。この場合、自己破産に対する正確な知識を持つことが大切です。